ロゴ  大阪府吹田市のゆめたす行政書士事務所

建設業許可・経審・産廃収集運搬許可・古物商許可

経審のZ(技術職員数および元請完成工事高)を評点アップするには?

2021/08/14 更新

経審のZ(技術職員数および元請完成工事高)を評点アップするには?

1.「技術職員数」および「元請完成工事高」とは?

Z(技術職員数および元請完成工事高)は、総合評定値(P点)のウエイトでは25%です。
技術職員数は20%で、元請完成工事高が5%です。
評点の幅は、最高2,441点~最低456点です。
P点換算で、最高610点~114点です。

「技術職員数」は、一定の建設技術系国家資格保持者と実務経験者の数を評点にしています。
実務経験者より、技術力が高いと認められる資格保有者の方が高評価です。
監理技術者講習や基幹技能者講習を修了した者は、保有資格に加点されます。

また改正建設業法に伴い、「1級技士補」と建設キャリアアップの「技能者レベル3および4」も追加されました。

技術職員は常時雇用されており、審査基準日以前に6か月を超える恒常的雇用関係が必要です。
出向者も、出向元との雇用関係が明らかであれば加点対象です。
出向者は、経管や専任技術者になることもできますが、主任技術者や監理技術者になることはできません。

定年後の継続雇用制度の適用者は、必要書類を提出することにより、1年ごとの雇用契約更新でも技術職員として認められます、

1人の技術職員の加点は、2個の業種までです。
そのためどの資格で、どの業種に加点させるのか検討する必要があります。
得意とする業種に集中的に加点させることにより、独自の強みをアピールすることができます。
技術職員が保有する経審の評価対象となる資格に応じて加点され、総合的に技術力の評価が行われます。

「元請完成工事高」も、マネジメント能力を評価するために評価対象となります。
公共および民間の注文者から直接請け負った工事が、「元請完成工事高」です。
完成工事高評点(X1)で選択した、2年平均または3年平均と連動しています。

Zは、「技術職員数」および「元請完成工事高」と2つの評価項目があります。
以下のように、算出式に当てはめて評点を求めます。
Z=(技術職員数評点)×0.8+(元請完成工事高評点)×0.2

2.(Z)を評点アップするには?

(Z)は、中長期的な対策で評点アップする項目です。
技術者は上位資格を取得し、技能者は建設キャリアアップのレベル3以上を目指すことになります。
元請完成工事高も短期的に元請工事を増やすのは難しいため、中長期的な視点で検討する必要があります。

1級資格者が監理技術者講習を修了すれば、5点から6点にUPします。
2級資格者が基幹技能者講習を受講すれば、2点から3点にUPします。

経審で監理技術者講習を認めてもらうには、管理技術者資格者証だけでは認めてもらえません。
裏面に監理技術者講習修了の記載やラベルが必要です。
在籍している建設業者名が変わっている場合は、変更履歴も記載していなければなりません。

監理技術者講習の受講については、「登録監理技術者講習実施機関」です。
監理技術者資格者証の交付については、「一般財団法人建設業技術者センター」に問い合わてください。

技術職員の数を増やせば、技術職員数の評点UPには繋がります。
ただし収益性を無視した増員は、人件費が収益を圧迫する恐れもあります。

そのため現在の技術職員の範囲で、より多くの点数が得られる資格を取得するしかありません。
業種の加点対象となる資格を確認したうえで、各検定試験や講習などを申請します。
建設業者は、資格取得をしたものに報奨金を出すなども検討しましょう。
公共工事の受注に繋げれば、費用以上の効果を得られます。

3.まとめ

うなずき

Z(技術職員数および元請完成工事高)の評点アップについて、
まとめてみました。

  1. 技術者は上位資格を取得し、技能者は建設キャリアアップのレベル3以上を目指す。
  2. 建設業者は、資格取得をしたものに報奨金を出すなど社内環境を整備する。
  3. 元請工事を、受注できる社内体制を整えておく。

Z(技術職員数および元請完成工事高)の評点UPは、中長期的に技術者や技能者のレベルアップを図る必要があります。
そのためには社内環境を整え、社員一同で目標を定めたうえで、進めていくことが望ましいと思います。

国としても、経営力と技術力のある建設業者に元請として公共工事に参加してもらいたいと考えています。
建設業界は重層的下請構造を解消するため、公共工事の一括下請負を禁止しています。

大阪府の経営事項審査でお困りの場合は、専門家視点でお手続きを当事務所は代行いたします!


ページのトップへ戻る