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経審のX2(自己資本額および平均利益額)を評点アップするには?

2021/08/12 更新

経審のX2(自己資本額および平均利益額)を評点アップするには?

1.「自己資本額」および「平均利益額」とは?

X2(自己資本額および平均利益額)は、総合評定値(P点)のウエイトでは15%です。
評点の幅は、最高2,280点~最低454点です。
P点換算で、最高342点~68点です。

「自己資本額」は、決算書のうち貸借対照表の資産総額から負債総額を差し引いた、純資産の合計額です。
過去から現在までの蓄積利益の合計額ですので、大きい建設業者が有利になります。
利益を多く蓄積した経営体質は、健全な経営にとって重要な項目です。

「自己資本額」は、審査基準日単独か直前2年平均の選択ができます。
自己資本額がマイナスの場合は、0円とみなされます。

「平均利益額」は、営業利益に減価償却費を足し戻した額です。
この額の直前2年平均が、「平均利益額」となります。
「利益額」は、決算書のうち損益計算書に表示される営業利益に減価償却費を加えた額です。
平均利益額がマイナスの場合は、0円とみなされます。

「平均利益額」は、減価償却費が大きいほど評価が上がります。
そのため機械設備など、固定資産を多く保有する建設業者が有利です。
固定資産を持たず施工能力のない不良不適格業者を、排除しようとする意図が垣間見えます。

2.(X2)を評点アップするには?

(X2)は、中長期的な対策で評点アップする項目です。
「自己資本額」は、増資により資本金額をUPさせることはできますが、繰越利益剰余金は今までの純利益が蓄積したものであるため、短期間でUPさせることはできません。

「自己資本額」が少ないことは(X2)だけでなく、経営状況(Y)の指標にも影響を与えます。
そのため自己資本額が大きいということは、(X2)と(Y)の指標にプラスになるということです。

短期的な対策は、資本金の増資です。
ただし資本金が増えることは、法人住民税が増えたり、中小企業の優遇措置から外れる場合もあります。
担当税理士と相談してからの方が良いでしょう。

中長期的な対策は、不要な設備投資や経費の支出をしないことです。
そして毎期利益計上できるように、予算管理を行うことです。

「自己資本」は、「資本金」+「繰越利益剰余金」のイメージです。
「資本金」は増資により、短期的対策が可能です。
「繰越利益剰余金」は長年の営業成果の蓄積と、中長期的対策が必要です。

「平均利益額」は、建設機械などの固定資産が増えることで、工事の施工能力があるとして評価されます。
建設機械の保有は、社会性等(W)にも加点になります。

公共工事では、施工能力のある建設業者に直接発注しようとします。
一括下請負を全面禁止しており、建設業の重層的下請構造を解体したいがためです。
そのため、入札参加資格申請では、建設機械の保有状況を申告させる官公庁もあります。

3.まとめ

うなずき

X2(自己資本額および平均利益額)の評点アップについて、
まとめてみました。

  1. 中長期的に利益計上し、自己資本額を積み増しする。
  2. 短期的な増資を考慮する。
  3. 建設機械などの設備投資で、自社施工能力を高める。
  4. 不要な設備投資を行わない。

X2(自己資本額および平均利益額)の評点UPは、経営状況とのバランスをみながら、計画的な設備投資をする必要があります。
中長期的な目標を定めたうえで、進めていくことが望ましいと思います。

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