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建設業許可・経審・産廃収集運搬許可・古物商許可

古物商の身分確認方法は?

2021/09/25 更新

古物商の身分確認方法は?

1.本人確認が必要な古物は?

古物商が取引で買い受けを行う場合、相手の本人確認をする義務があります。
本人確認を怠った場合、営業停止や営業許可を取り消されることがあります。

古物商の本人確認は、法令で定められた方法に従って行う必要があります。
本人確認は、古物の「買受け」をする場合に必要であり、古物を「売却」する場合には必要ありません。

本人確認は対価の総額が1万円以上の取引で、確認義務があります。
1万円未満の場合は、原則として必要ありません。
しかし以下の古物に関しては、対価の総額が1万円未満でも確認義務があります。

  1. ゲームソフト
  2. 書籍
  3. 自動二輪及び原付バイク(ねじ、ナット等以外の部分品を含む)
  4. CD、DVD

これらの品目は、金額が少なくても盗品の恐れが高いためです。

また未成年者からの買取では、保護者の同意書をもらうようにしましょう。
法定代理人の同意を得ないで行った取引は、取り消すことができるためです。

ちなみに売却の場合は、本人確認は必要ありませんが、条件により取引記録の義務はあります。

2.対面取引をする場合の本人確認方法は?

対面取引をする場合は、本人確認の方法は主に次の2つです。

  1. 身分証明書を提出し、本人確認を行う
  2. 買受申込書を利用し、本人確認を行う

1.身分証明書を提出し、本人確認を行う

本人確認は、運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど、公的機関が発行したものを提出してもらいます。
社員証や、ポイントカード、メンバーズカードなどは、身分証明書とは認められません。
あとで問題が発生した場合に備えて、コピーを取得しておきましょう。

古物営業法15条では、「相手方の住所、氏名、職業及び年齢を確認すること」とあります。
職業は、「会社員」や「自営業」だけでは分からないため、勤め先や屋号も尋ねる必要があります。

2.買受申込書を利用し、本人確認を行う

商品買取の申込みに来たお客さんに、住所・氏名・職業・年齢を記載した買受申込書を提出してもらいます。
改ざんできないボールペンで、古物商の面前で記載してもらう必要があります。
相手方本人の署名であることを、確認するためです。

あらかじめ署名している文書を受けても確認したことにはなりません。
取引相手の挙動が怪しいと感じた場合は、会話をしながら古物の出どころを確認しましょう。

古物が盗品の疑いがあると感じた場合、買取を中止しなければなりません。
そして警察官に、その旨を報告しなければなりません。

3.非対面取引をする場合の本人確認方法は?

ネット取引の場合、対面取引と比べて、なりすましの可能性は高くなります。
そのため、複雑な本人確認が古物商に求められています。
「免許証のコピーを送ってもらう」だけの方法は、不十分ですので注意してください。

法令では15種類もの確認方法が、定められています。
手続きが複雑で、現実的でない本人確認方法もあります。 そのため、推奨される本人確認方法は以下のとおりです。

1.本人確認書類のコピー+宅配業者の自宅集荷サービスを利用する方法
  1. 事前に買取依頼者の住所・氏名・職業・年齢などの基本的な情報を確認する。
  2. 運転免許証、健康保険証やマイナンバーカードなどの身分証明書等のコピーを送ってもらう。
  3. 古物商が宅配業者に集荷サービスを依頼し、宅配業者が本人確認書類の住所で集荷してもらう。
  4. 買取代金は、本人確認書類の氏名と同一名義の預貯金口座に振り込む。
  5. 身分証明書等のコピーは、古物商が帳簿とともに保存する。

本人確認書類のコピーは、買取品と一緒に送ってもらっても構いません。
ただし、書類と同じ住所で集荷することが必要です。
売主が自分で宅配業者に集荷依頼をしたり、コンビニや営業所持込みをすることは認められません。

2.本人限定受取郵便を利用する方法
  1. 事前に買取依頼者の住所・氏名・職業・年齢などの基本的な情報を確認する。
  2. 本人限定受取郵便を送付し、到達を確かめます。

受取人が身分証明書を提示しなければ、郵便物を受け取ることができない配達方法です。
本人限定郵便の受け取りがあったことで、本人であることの確認ができます。
単に宛所に配達したことを証明する「簡易書留」とは異なります。

同じお客さんから2回目以降に買取をする場合は、第三者に漏れない方法でID・パスワードを送付し、WEBサイトで入力してログインすることで本人確認をすることができます。
手続が面倒でも手順に従わないと、商品を無償で返還しなければならなくなったり、罰則を受けるおそれもあります。
正しい手順を知る必要ことが重要です。

4.まとめ

うなずき

古物商の身分確認方法について、
まとめてみました。

  1. 古物商が取引で買い受けを行う場合、相手の本人確認をする義務がある。
  2. 古物商の本人確認は、法令で定められた方法に従って行う必要がある。
  3. 対面取引をする場合は、本人確認の方法は主に2つある。
  4. 非対面取引をする場合は、手続きが複雑で、現実的でない本人確認方法がある。

古物商許可を取得される場合は、営業所の所在地を管轄する警察署の「生活安全課 防犯係」に申請書を提出に行くことになります。
かなり手間のかかる作業になると思います。

古物商許可の取得を検討されているのであれば、専門家視点でお手続きを当事務所は代行いたします!


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