子供のいない夫婦の相続はどうなるの?

同時死亡

2020/2/25 更新

子供がいない夫婦の場合、相続財産は配偶者のみに全て行くわけではありません。

相続人は、配偶者と両親になります。
両親が他界している場合は、配偶者と兄弟姉妹になる場合もあります。
兄弟姉妹に他界している方がおられる場合、甥姪まで相続権が移る場合もあります。

夫婦がお互いに、相続分を全て配偶者に残したいという遺言書を作成したとします。
夫婦で築き上げてきた財産ですから、そういう気持ちも分かります。

妻が夫に全財産を相続するという遺言書を残しても、夫はすでに他界していることを考慮した遺言書にしておかなければなりません。既に夫が他界していると、妻の遺言書は書いていなかった状態と同じ扱いになります。
それは、妻が先に他界している場合でも、同じことが言えます。

夫婦がお互いに全財産を相続させる遺言書を書いたとしても、夫婦のどちらかは必ず先に他界していることになります。
夫婦の一方が他界したときに、遺言書を書き直すことができれば、この問題は回避することができるでしょう。
しかしその時に、遺言書を書ける健康状態であるか保証はできません。

最終的に、お互いの財産を誰に残すのか、行き先をきちんと検討して作成する必要があります。


子供がいない夫婦が、交通事故で一緒に亡くなったしまった場合、どちらが先に亡くなったか判断するのは難しくなります。
その場合、「同時死亡の推定」という法律が適用されます。

これは、お互いに相続が発生しないとみなされ、それぞれの血縁者が相続することになります。

夫が即死し、妻が病院に運ばれてから亡くなった場合は、相続が発生します。
夫の財産は妻にも相続され、その後妻が亡くなったので、妻が相続する分は妻の血縁者へ相続されます。

交通事故だけでなく、高齢の夫婦が人知れず亡くなった後に発見されるというケースもあります。
こうしたケースは、司法解剖により、どちらが先に死亡したかを判定することになります。
「同時死亡の推定」ですので、死亡の先後を立証できれば、その推定は覆されます。
死亡の先後によって大きな影響を及ぼすことになるので、明確な反証が無い限り、推定を覆すのは困難です。





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